凛と結い上げた髪に、丁寧に重ねられた絹の衣。和装には、洋装とはまた違う、息をのむような美しさがあります。近年は少人数でのアットホームな結婚式や、おふたりらしさを存分に表現できるフォトウェディングに、和装を合わせるカップルがじわじわと増えています。
興味はあるけれど、「費用がどのくらいかかるの?」「動きにくくない?」「何から準備すればいい?」と、疑問や不安を抱く方も多いでしょう。この記事では、そんな疑問をまるごと解消しながら、和装の魅力をたっぷりご紹介していきます。
■ 和装で行う少人数結婚式・フォトウェディングの魅力
和装の結婚式には、洋装では味わえない独特の凛々しさと温かさがあります。少人数婚やフォトウェディングとの相性も抜群で、「和装にしてよかった」という声が絶えません。
和装の魅力を3つのポイントにわけてご紹介します。
◇ 和装の格式と日本の伝統美を残せる
和装の花嫁衣装は、日本が誇る伝統文化そのものです。白無垢は穢れのなさと新たな人生への覚悟を、色打掛は華やかさと格式の高さを、引振袖は凛とした美しさと若々しさを象徴しています。
どれも長い歴史の中で磨かれてきた衣装であり、纏うだけで、写真も記憶も特別なものになるでしょう。
◇ 親世代にも喜ばれやすい
ご両親や祖父母の世代にとって、花嫁の和装姿は特別な意味を持ちます。洋装のドレス姿ももちろん素敵ですが、「やっぱり和装が見たかった」と涙を流して喜ばれたというエピソードは少なくありません。
少人数婚なら、ゲスト一人ひとりとゆっくり時間を過ごせるのもうれしいところ。堂々とした晴れ姿を近くで見せてあげましょう。
◇ 神社などの神聖な雰囲気に映える
神社やお寺、日本庭園など、和の空間に和装が映える美しさは格別です。荘厳な社殿を背景にした一枚、石畳の参道をゆっくり歩く姿、色打掛に木漏れ日が差す様など。どんな角度からシャッターを切っても、絵になる写真が生まれます。
また、参列するゲストが少ないぶん、一人ひとりとの距離が近く、表情豊かな写真が撮りやすいのも和装フォトウェディングの魅力です。
■ 少人数結婚式・フォトウェディングで選ばれる和装の種類
和装といっても、その種類はさまざま。どの衣装もそれぞれ違った魅力を持っており、自分に合うものを見つけるだけで気持ちがぐっと高まります。
ここでは、代表的な和装の特徴をまとめました。
◇ 白無垢
白無垢は、日本の花嫁衣装の中でも最も格式が高いとされる正礼装。純白で統一され、「嫁ぎ先の家の色に染まる」という意味が込められています。
シンプルに見えて、近くで見ると刺繍や織りの細工が精緻で美しく、写真に残したときの格調高さは別格。神社でのロケーション撮影や厳かな挙式にぴったりの衣装です。
◇ 色打掛
色打掛は、豊富なカラーバリエーションが魅力の一着です。人気は赤や朱色ですが、深みのある紺や落ち着いたベージュなども近年注目されています。鶴や松・梅・菊など、縁起のよいモチーフが全体に散りばめられているのも特徴です。
帯揚げや筥迫といった小物の色を変えることで、同じ色打掛でも異なる印象を楽しめるのもポイントでしょう。
◇ 引振袖・紋付袴
引振袖は、振袖をお引きずりにして着る衣装で、白無垢・色打掛に並ぶ格式ある正装のひとつ。すっきりとした縦のラインが美しく、凛とした雰囲気の写真が撮れます。他の和装に比べて動きやすく、フォトウェディングでも人気です。
新郎さまの代表的な和装が、紋付袴です。黒五つ紋が配置された羽織と袴を組み合わせて着こなします。王道は黒やグレーですが、新婦さまとのバランスを見ながら、カラフルな一着にも目を向けてみましょう。
◇ 和装に合わせるヘアメイク・小物のポイント
和装は洋装より、ヘアスタイルや小物のチョイスで全体の印象が大きく変わります。時代劇に出てくるお姫さまがしている文金高島田のほか、洋髪アレンジもあり、小物も綿帽子や簪など、バリエーションが豊富です。
たとえば、白無垢には綿帽子が王道の組み合わせですが、洋髪に花飾りを合わせるモダンなスタイルも素敵。色打掛には豪華な簪を合わせると、より華やかさが際立ちます。フォトウェディングでは衣装を途中でチェンジする方も多いので、ヘアメイクもセットで考えてみてください。
■ 和装の少人数結婚式・フォトウェディングの費用相場
「和装って、費用が高そう……」と感じている方も多いかもしれません。しかし、プランや招待人数、撮影スタイルによって変わるため、思ったよりも柔軟に計画できます。
具体的な費用の目安を見ていきましょう。
◇ 少人数結婚式(和装)の費用目安
少人数結婚式の費用は、首都圏で神社での神前式を行う場合で、およそ45万円~80万円前後が平均とされています。
主な内訳は、神社に納める初穂料、新郎新婦の和装レンタルや着付け・ヘアメイク、写真撮影などが含まれます。
規模別に見ると、5名程度のごく少人数の挙式であれば、シンプルな内容にすることで目安の範囲に収まることも。10〜20名規模になると、食事会やギフトの準備が加わるため、それに応じた予算設定が必要になってきます。
◇ 和装フォトウェディングの費用相場
フォトウェディング全体の費用相場は、おおよそ10万円〜40万円ほどです。撮影スタイルによって前後し、スタジオ撮影の場合は10万円〜30万円程度が目安。ロケーション撮影は20万円〜40万円程度と、スタジオよりやや高めです。
洋装と和装で費用に大きな差はありませんが、希少な高級衣装を選ぶ場合は別途費用がかかるケースもあります。
◇ 費用を抑えるポイント
「少しでも費用を抑えたい」という方は、まずセット内容の充実度に注目してみてください。衣装・ヘアメイク・撮影などがパッケージになっているプランは、個別に手配するより割安になることが多いです。さらに、ブーケや小物が持ち込み可能なら、レンタル料を抑えられます。
また、撮影データのカット数やアルバムの製本など、オプションの追加は費用がかさみがち。必要なものを事前に決めておくと、無駄な出費を避けられるでしょう。
■ ファミリアウェディングのおすすめ和装衣装
ファミリアウェディングでは、どの花嫁さまにも運命の一着に出会っていただけるよう、こだわりの和装衣装を取り揃えています。
その中から特におすすめの3着をご紹介します。
◇ 白無垢 白金刺繍花車に鶴
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白無垢 白金刺繍花車に鶴を詳しく見る
鶴と花車の模様に施された金駒刺繍が、凛とした気品を添える特別な一着。花車とは、平安時代の宮廷文化に由来する御所車に四季の花々を飾った雅やかな文様で、「多くの幸せを招き、満ち足りた暮らしへの祈り」が込められています。
珍しい金駒刺繍の白無垢は、他にはなかなか見られない希少なデザイン。ぜひ実際に袖を通して、その美しさを体感してみてください。
◇ 大和吉祥きりばめ
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大和吉祥きりばめを詳しく見る
花嫁の存在感を最大限に引き出し、顔まわりをパッと明るく華やかに見せてくれる赤色。古くから慶びの場で愛され続けてきた、日本の伝統が息づく和装だからこそ纏いたいカラーを主体とする特別な色打掛です。
小物の色やデザインをひと工夫するだけで、ぐっとオリジナリティが生まれるのも特徴。帯揚げや筥迫の色を変えてみるなど、カスタマイズする楽しさもぜひ味わってみてください。
◇ 紺地雪輪花丸紋
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紺地雪輪花丸紋を詳しく見る
上品な紺色の地に、雪輪文様が丁寧に描かれた気品あふれる色打掛。雪輪とはボタン雪を美しく図案化した文様で、「豊作をもたらす吉兆のしるし」として古くから愛されてきたデザインです。
儚いはずの雪を、いつまでも手元に留めておきたいという感性が生んだこの文様は、散り際まで美しい桜を愛でる心と通じるものがあります。日本の花嫁さまにはぜひ纏っていただきたい一着です。
■ 和装フォトウェディングの実例紹介
ここからは、実際にファミリアウェディングで和装フォトウェディングをお楽しみいただいた、先輩カップルさまの事例をご紹介します。
◇ 和装フォトウェディング事例(1)スタジオ撮影×和モダンな世界観
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和装フォトウェディング事例(1)
『FAMILIAR Living t.EN』をご利用いただいたおふたりの事例です。新婦さまは白・黒・赤・金が鮮やかに映える色打掛、新郎さまは白と白黒ストライプの羽織袴というスタイリッシュな組み合わせで撮影に臨まれました。
洋風のセットと和装の組み合わせが生み出す、和モダンな仕上がりが印象的。大きなハートバルーンと一緒にポーズを決めたり、笑いながら駆け出したりと、遊び心あふれるショットも満載です。番傘を差した後ろ姿から、折り鶴を舞わせた和室シーン、障子越しのシルエット写真まで、バリエーション豊かな撮影となりました。
◇ 和装フォトウェディング事例(2)小石川後楽園でのロケーション撮影
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和装フォトウェディング事例(2)
都内の歴史ある日本庭園、小石川後楽園で撮影されたおふたりの事例。ベージュ×オレンジの温かみある色打掛をまとった新婦さまと、黒とグレーの羽織袴が周囲の緑に映える新郎さまのコントラストが美しく、晴天が加わって祝福のような明るい雰囲気に包まれました。
番傘を差しながら園内をゆったりと散策する姿や、豊かな表情の新郎さまを優しく見守る新婦さまのナチュラルなショットが印象的。後半は新婦さまの妹さまも合流し、太鼓橋を背景にした集合写真も残されました。
◇ 和装フォトウェディング事例(3)花園神社でのロケーション撮影
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和装フォトウェディング事例(3)
黒・金・赤の華やかな色打掛の新婦さまと、優しいグレーと白黒ストライプの紋付袴の新郎さまが、花園神社での撮影に臨まれた事例。手をつないで移動するところから撮影が始まり、日常の延長線上にある幸せな空気感が写真から伝わってきます。
幾重にも連なる朱色の鳥居の前でおでこをくっつけたカットは、奥行きと神秘感が加わって忘れられない一枚に。参拝客の方々から「おめでとうございます」とお声がけをいただきながら、絵馬に願いを記す姿や社殿を背景にしたショットなど、温かくも凛とした空気が漂う写真をたくさん残していただきました。
■ 少人数結婚式・和装フォトウェディングでよくある質問
最後に、和装フォトウェディングを検討するうえで、疑問にあがりやすいポイントをまとめました。
◇ 和装は動きにくくない?
「和装って窮屈そう…」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、着付けのプロに任せれば、思っているよりずっと自然に動けます。ゆっくり歩いたり、手を差し伸べたり、自然な表情でポーズを取ったりすることが十分可能です。
撮影の途中で着付けを整えてもらえる場合も多く、「慣れてきたら動きやすくなった」という声も多く聞かれます。引振袖は動きやすさの面でも定評があるので、気になる方は衣装選びの際にスタッフへ相談してみましょう。
◇ 妊娠中でも和装は可能?
スタジオやフォトウェディング会社によって、対応している・いないがあります。着付けの際の締め付けを緩めにしてもらうなど、マタニティ用の着付け方法を取り入れているプランも多いです。「妊娠中でも和装姿を残したい」というご要望があれば、一度問い合わせてみてください。
◇ 両親の衣装はどうする?
ご両親の服装に明確なルールはありません。おふたりが和装の場合は、ご両親も和装(訪問着・色留袖・紋付羽織など)を合わせると、写真の統一感が生まれて素敵です。
会場によっては、着付けサービスをご家族向けに提供している場合も。事前にご両親と衣装についても話し合っておくと、当日スムーズです。
■ 日本らしい和装の花嫁姿で、一生ものの記念を
少人数結婚式やフォトウェディングは、和装の魅力を余すことなく引き出せる最高の舞台。大切な人たちとゆっくりと過ごしながら、日本の伝統美を身に纏う時間は、きっと一生の宝物になるはずです。
費用や段取りに不安を感じていたおふたりも、プランをしっかり確認しながら進めれば、思っていたよりもずっと身近なものだと感じていただけるでしょう。「和装でフォトウェディングをしてみたい」と心が動いているなら、まずはお気軽にファミリアウェディングへご相談ください。